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「三陸沿岸の物語を未来に紡ぐ みんなで語ろう女川の物語」女川出身の小説家・阿部圭いち先生講演&ワークショップ

先日、江戸時代後期、現在の石巻市雄勝町大須浜を拠点に交易を展開した「海の商人」阿部家の若き当主を主役とする歴史小説「海翔けた龍の記憶」が出版されました。著者は、女川出身の阿部圭いち先生ですそのきっかけを以下のようにお話されています。

「東日本大震災を契機に三陸沿岸で過疎化や高齢化が急速に進み、「浜の記憶」が失われていくことに危機感を抱いた。記憶を拾い集め、未来につないでいくきっかけにしたいと出版を思い立った」

阿部圭いち先生は「物語には地域を盛り上げる力がある」をお考えになっています。阿部圭いち先生をお招きして、物語の力についてお話を伺い、参加者の皆様と「物語」で女川を盛り上げる方法について話し合います。

講師の紹介

阿部圭いち氏
女川町出身、東松島市在住
宮城県庁で水産業の振興・震災復興業務に従事。震災後、宮城沿岸部に伝わる物語(歴史・民俗など)が失われつつある今、これらの記憶を未来に紡いでいくことが地域貢献につながるとの想いから、三陸沿岸を舞台とした小説の執筆活動を開始。

2024年10月、雄勝・大須浜の阿部家(一族)の史実を基に、東廻り航路を舞台として「乱世」を呼ばれた天保の大飢饉に三陸沿岸の救済にすべてを賭けて臨んだ、若き海商と叶わぬ恋の物語「海賭けた龍の記憶」を文芸社から上梓。

概要

日時:2025/8/10(日)13:00-15:00
場所:女川フューチャーセンターカマス
内容:講演&ワークショップ
講師:阿部圭いち先生(女川出身の小説家)
費用:無料
申込:こちらのフォームからお申込みください
主催:本のさかい
協力:女川町民会議

書籍

「海翔けた龍の記憶 ─叶わぬ願い 想いの先に─」
「お月様より殿様よりも、大須旦那がありがたい」と浜甚句に謳われた海の商人、阿部家。若き当主、寿保は、天保の大飢饉の年に秋田から三千俵の救済米を運び入れる大事業を成し遂げる。この偉業により、三陸沿岸漁村の多くの命が救われ、雄勝十五浜から餓死者が一人も出なかったという。一方、吉原一の太夫との悲恋は、幼い頃からの縁と仙台藩の謀略が絡み……子孫が描く江戸時代後期、剛毅な青年の成長物語。

書籍は本のさかいにご注文ください(オンライン書店e-hon&My書店を本のさかい)。

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