探求
Inquiry Based Learning
縄文で女川を面白く!
いま話題の「縄文」、ちょっと気になりませんか?
実はここ女川にも縄文の痕跡がたっぷり!出島にストーンサークルがあったり、あの有名な遮光器土偶が発掘されていたり、27も縄文遺跡があったり。
でもなかなか縄文にふれる機会がありません。女川には縄文を学ぶ場として豊かな可能性があると思うので、楽しく気軽に学びながら、女川の縄文の可能性をカタチにしていくことができたらというプロジェクトです。
目次
- 女川の縄文
- 縄文ブーム
- 活動
1.女川の縄文
①女川には多くの縄文遺跡があります。

出典:女川町文化財調査報告書第10集 女川町東日本大震災復興事業関連遺跡発掘調査報告書 -平成26-30年度発掘調査- 令和2年10 月30 日発行
②出島の配石遺構は縄文人の暦ではないか?というロマンがあります。
この出島の配石遺構の地に立って、太陽が石投山の真上で沈んだら夏至の日だと分かり、大六天山の真上で沈んだら冬至の日と分かるようになっている。したがって、このストーンサークルは夏至と冬至の日を把握するカレンダーの役割を担っていたのではないか。古代の人々にとって太陽は神聖な存在であり、夏至は神聖な太陽の力が最高になる日、冬至は太陽の力が最低になる日。イギリスの世界遺産ストーンヘンジは夏至の太陽の動きと一致する配石になっており、現在でも夏至になると人々がストーンヘンジに集まるイベントがある。
上記は、2012年以降の、社会学者の山田創平さんと対話工房の海子揮一さん、女川ネーチャーガイド協会さん、女川未来会議出島プロジェクトさんの活動から伺いました。詳細はこちらをご覧ください。
③女川からあの有名な遮光器土偶が発掘されています。

出典:女川町誌続編p474
この女川から発掘された下半身の土偶は、以下の宮城県大崎市の恵比須田遺跡から出土した遮光器土偶(国の重要文化財)と同じ型であると言われています。女川の土には完全体の遮光器土偶が眠っているかもしれません。
2.縄文ブーム
縄文がブームになっています。1952年、岡本太郎は、単なる工芸品として取り扱われていた縄文土器を「美術品」として再発見、日本芸術の原点がここにあると解釈しました。以降、「縄文」は芸術関係者や研究者、マニアなどの間でその魅力を広げていきますが、10年ぐらい前から、土偶が一般の人々、特に女性の間で「かわいい」「キュート」な存在としてブームを広げていきます。2014年に出版された譽田亜紀子氏の『はじめての土偶』、2015年に創刊されたフリーペーパー「縄文ZINE」などがその火付け役と言われていますが、2018年に開催された東京国立博物館の特別展「縄文-1万年の美の鼓動」には想定を大きく超える35万を超える人が訪れて話題になりました。以降各地でイベントが開催されたり、メディアで放映されたり、書籍が多数出版されたり、自治体が縄文関係の取り組みを助成したりしています。2025年夏には、宮城県多賀城市の東北歴史博物館で、特別展「世界遺産 縄文」宮城展が開催されます。
縄文の謎に迫るドキュメンタリー映画「縄文にハマる人々」(2018年)
サラリーマンが週末だけ縄文生活をしてみる大人気youtube「週末縄文人」
3.活動
イベント
2024/2/10 縄文トーク@女川1st
2025/3/24 縄文トーク@女川2nd 女川の縄文遺跡には何が眠っているのか?出島貝塚から考えよう!
2025/4/14 縄文トーク@女川3rd 創作ばなし 出島配石遺構は「〇〇」だった
2025/5/18 第一次出島探検隊
2025/6/02 縄文トーク@女川4th 出島探検隊の初報告!まさかの事実が発覚